スタッフコラム STAFF COLUMN

2015.07.25YKKap研修会

研修会

先日7月23日にYKKapさん主催の「APWフォーラム2015&プレゼンテーション」に参加しました。

内容は住宅の高断熱化による「安全・快適・健康・省エネ」な暮らしの実現と「省エネ法改正に適合する住宅の高性能化」について!

resize0089.jpg

YKKapさんとは支店開設時からお付き合いさせていただいており、樹脂サッシの採用実績から3年前には関東甲信越地域で1棟目の「真空トリプルガラス」の提案をいただき採用するなど良好な関係でした。今年は富士吉田営業所の所長、山梨支店の支店長、執行役員の東京支社長まで弊社に御来社いただいて今後の展開や取り組みについてお話を伺っていたので今回の研修会は非常に興味深く楽しみにしていました。

支店長の計らいでYKKap代表取締役の堀社長とも名刺交換させていただきました(*^_^*)

東京国際フォーラムの大会場でしたが開始時間には席がいっぱいになり関心度の高さを感じます。

resize0088.jpg

講演には住宅専門情報誌の新建新聞社代表取締役の三浦様が『省エネ住宅の未来 工務店の未来』という内容で住宅の「価値」・「省エネ基準適合義務化」・「社会情勢の変化」などについて分かりやすくお話しくださいました。

印象深かったのはやはり新制度について。これだけ高断熱高気密と言われ続けながら実際に平成11年基準に適合した性能の住宅を建てたことがある工務店が約半分(+o+)半分の工務店は昭和基準の断熱仕様で家を建て続けており、残り半分の工務店もお客様によって断熱性能を変えている事実はショックでした。お客様の多くは「今の家は夏涼しく冬暖かい」と思い込まれていますが実際には16年前に建てられた家と今建てられている家の断熱性能は同じです。しかも昭和に建てられた家と同じ性能の家を建てられている方が沢山いらっしゃる事実は悲しいことです。2020年には平成11年基準を義務化して名称も平成25年基準とすることが決まりましたが技術的な問題や知識・経験の問題から義務化を反対している団体もあるようです。国は準備期間として2020年に義務化としていますが家を建てる施主様は今建てられているマイホームが昭和基準なのか?26年前の基準なのか?2030年に義務化される予定の基準をクリアしている高性能住宅なのか?依頼先からの説明を受け、納得の上で建てられているのか疑問です。個人的に建築会社はデザインや設備、仕上げの素材よりも耐震・断熱など建物の基本性能をしっかり説明してご納得いただく義務があると考えます。

スマートハウスとパッシブデザインについても同じで、高価な器材である蓄電池や太陽光パネル、ネットを活用した「スマートハウス」と住宅そのものを高断熱高気密化してエネルギー消費を抑える「パッシブデザイン住宅」の違いについて、どちらが健康に快適に便利にメンテナンスコスト・ランニングコストを抑えることができるのかを建築会社はお客様にしっかり提案すべきだと考えます。

また共感した内容は「高断熱住宅こそが豊かで健康に暮らせる住まい」だというお話です。健康住宅というと自然素材をふんだんに使い「ぬくもりあるインテリア」、「やわらかな住空間」だと思い込んでいる建築会社も多々あります。しかし人生の半分を過ごすといわれる住まいに最も大切なことは「四季を通じて快適な空気環境・温度環境の住まい」です。

赤ちゃんからお年寄りまで老若男女すべての人が健康に快適に暮らせる住まいが増えることで医療費が軽減され、家族の経済的・精神的負担も軽減されるといわれています。理由は住宅内のヒートショック(温度差)による重大な病気の発症原因を無くすことができるから。自然素材やカッコいいデザイン住宅、確かに魅力的ですが「暮らし」の中での優先順位としてはどちらも一番にはなりません。

今回の公演を聞いて私たちシーズンの家づくりに一層自信を持つことができました。

これからも変わらず「安全・健康・健康」に暮らせる本物の高性能な住まいを提供させていただきます。

完成現場見学会のご案内】

北海道本社    千歳市北陽  モデルハウス ・・・・・毎週(土・日)

         千歳市北陽    M.C様邸 ・・・・・8月下旬

         千歳市北陽    C.T様邸 ・・・・・8月下旬

山梨支店     富士吉田市旭   S.J様邸  ・・・・・8月29日(土)、30(日) 10:00~17:00

         富士吉田市下吉田 F.T様邸  ・・・・・11月上旬予定