建築現場から その七
こんにちは!現場監督見習い中の志水です。
今回は、以前書くと言って書いていなかった、バルコニー壁の防水、通気について、シーズンで標準としている施工をご紹介します。
バルコニー壁の笠木がのる部分。
バルコニーは南面に面していることが多く、壁内の木材は激しい日差しと、また夜間の外気にもさらされるため、温度変化が大きい箇所になります。防水処理を間違えると、木材が湿気で腐ってしまったりすることもあるとか。
シーズンの標準の木工事では、壁内の通気を確保しつつ、防水処理ができるように気を配っています。構造の断面は大まかに次のようになっています。
バルコニー壁の断面の様子。
構造用合板に透湿防水シートを被せ、そこにカバープレートという通気用部材を取り付けて内側との通気を確保し、その上から貫を打ち、サイディングを施工。内側の上部に、L型の通気部材を取付、カバープレートから貫の間を通り、下部から上部へと空気が抜ける仕組みです。
カバープレートを取り付けて、内部との通気をとる。
防水紙の上に、貫が通してある。内側には、L型の通気部材を取付ている。
最後にもう一枚、透湿防水シートを両面テープと気密テープで張り付ける。
FRP防水を施す床面は、ラワン合板二重張りの堅牢な下地。万一にもひび割れなどが生じないように気を配っています。
現場でいろいろと教えて下さる杉本棟梁。バルコニーの下地を仕上げている。
シーズンの仕様を解説する浅田専務。
長持ちする家をつくる上で、見えない箇所ですが、大切な施工。
以上、建築現場からのレポートでした。それでは、また!
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