スタッフコラム STAFF COLUMN

2015.10.31住宅省エネルギー技術シンポジウム

雑記

今日は「北海道住宅・建築生産体制強化推進協議会」主催のシンポジウムに本社の技術者二人と共に出席しました。

『北海道の省エネルギー住宅の現在とこれからの課題』という内容での講演!とパネルディスカッション!

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講師には断熱気密住宅の第一人者である室蘭大学名誉教授の鎌田先生と快適な住まいを研究する東京大学の前先生

大人気の先生方の講演ということもあり会場は満席!感心の高さが肌で感じられます。

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鎌田先生の「高気密・高断熱住宅の誕生のプロセス」や現在の省エネ基準制度への疑問、今後の課題など今までに聞いたことのない本物の「良い家」についてお話を聞くことが出来ました。

前先生の実験実証と日本の経済情勢を踏まえた講演も非常に面白く、これから家を建てられる皆さんへお伝えすべき内容を教えていただきました。

どちらの先生も大変ためになる内容で私どもが継続すべきこと、今後取り入れるべき事を「熱く」「分かりやすく」話してくれました。全体的に共感できることが多く、私たちの家づくりに懸ける姿勢に間違いがなかったと安心できたとともに今後一層努力しようと思える素晴らしい講演でした。

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パネルディスカッションでは、コーディネーターの福島先生や会場で講演を聞かれていた建築士の山本亜耕先生も発言されて活気あるディスカッションが非常に面白く、出席されている方々のレベルの高さに感動しました。

北海道では国の基準をはるかに上回る性能が既に確立され、さらに進化し続けています。住宅そのものの高性能化によって消費エネルギーを抑える省エネ住宅。一方、国の推奨するゼロエネ住宅は大量にエネルギーを垂れ流す家に大きな太陽光パネルや蓄電池を搭載して光熱費ゼロを目指しています。だから設備機器の「一時消費エネルギーを計算しなさい」という項目が出来ています。

私は10年から15年の寿命の設備機器の計算より住宅そのものの高性能化が重要だと考えます。

また家を建て、住んでからオーナーさんが「ガッカリ」した事の上位に「寒い」という意見が非常に多いそうです。

原因は「設計者」「施工者」「施主」が高断熱住宅を『知らない』という現実だそうです。

鎌田先生におかれましては11月5日に東京で講演があり私どもシーズン山梨支店スタッフ全員で参加する予定ですが、是非今回の両先生には北海道だけじゃなく全国の工務店、建築会社を対象にした講演を増やしていっていただきたいと切望します。

北海道札幌市より寒さ厳しい富士北麓地域。私たちはこれからも高性能住宅の先駆者として取り組んでまいります。

完成現場見学会のご案内】

富士吉田市下吉田 F.T様邸・・・・・・11月7日(土)~8日(日)

富士吉田市竜ヶ丘 SEASONアパート(随時個別案内させていただきます。お気軽にお問合せください)