スタッフコラム STAFF COLUMN

2017.10.23EVは地球を救えるか?

雑記

おもしろい記事があったので紹介させていただきます。
タイトルはズバリ「EVは地球を救えるか?」
EVとは、Electric Vehicleの略で、日本語では電気自動車と言います。近年、資源制約や環境問題への関心の高まりを背景に、電気自動車が注目を集めています。)経済産業省HPより

内容は以下のもの(ビジネスジャーナルより抜粋)

各国政府がエンジン車を禁止 EVを推進
フランス  ・・・40年までに国内のガソリン車とディーゼル車の販売を禁止
インド    ・・・30年までに国内のガソリン車とディーゼル車の販売を禁止
ノルウェー ・・・25年までにエンジン車の販売を禁止。
オランダ  ・・・25年までにエンジン車の販売を禁止。
ドイツ   ・・・30年までにエンジン車の販売を禁止すべきという決議
中国    ・・・18年には自動車メーカーに一定以上の台数のEVなどの生産を義務付け規制を導入する意向

ヨーロッパで電気自動車(EV)が熱い。
世界の多くのメーカーがEV開発、生産に意欲をみせている。
ボルボ、フォルクスワーゲン、BMW、メルセデス・ベンツ、アウディ、ポルシェ、ルノー、プジョー・シトロエン、ジャガー、ランドローバー、アストンマーチン、ロールス・ロイスもEVに参入する。

EV化へ先陣を切るドイツ・メーカー
ボルボは2019年以降すべてのモデルをEVあるいはハイブリッド車(HV)にし、エンジンだけのモデルを廃止する。VWは25年までに30種類のEVを発売。BMWはすでにEV、プラグインハイブリッドカー(PHEV)のブランドである「i」を立ち上げ、すべてのモデルにPHEVを加え、電動車に急速に転換している。
ダイムラーは、25年までに10車種以上のEVあるいはPHEVを発売。アウディは第1弾としてe-tronクワトロ(18年)に続いて、第2弾のSUV、e-tronスポーツバック(19年)を出す。加えて、VWと共通車台を使う小型のEVの用意もあるといわれる。ポルシェは、コンセプト・モデルとして発表した「ミッションE」をベースにEVを開発、20年に発売する。

追うイギリスメーカーとフランス・メーカー
これに英国のメーカーも追従する。早ければ19年には英国製EVが発売される。さらにフランスでもEVの波が起きている。ルノーはすでに数種類のEVを発売しているが、その1台である「ZOE」をマイナーチェンジし、電池搭載量を増やして航続距離を400キロメートルとしている。
プジョー・シトロエンは、中国・東風汽車と共同で、EV・PHV用の車台(プラットフォーム)、e-CMPを発表した。EV版のそれには航続距離が400キロメートルを可能にする電池が搭載される。

アメリカもEVへ
カリフォルニア州をはじめとする12州は、実質的なエンジン車締め出しのZEV規制の内容を強化して18年モデルから適用する。12州の販売台数は全米のおよそ30%。20年には販売台数の5台に1台から4台に1台がEVになる。年間100~130万台ほどのEVが販売されることになる。

中国では、アメリカのZEV規制と同様のNEV規制が18年から実施される。これは実質的なエンジン車の締め出しであり、大気汚染がひどいことを考えれば、当然の措置だろう。

エンジン車の苦悩
アメリカでは自動車が普及してたった30年ほどで主要都市の大気を汚染してしまった。
それからおよそ100年。自動車は、今度は途上国の大気を汚染するばかりか、自動車先進国の大気汚染も拡大するに及んでいる。
一方、世界の石油の半分を消費してしまう自動車は、エネルギー問題も深刻にしている。
極めつけは地球温暖化問題。石油を燃料にするエンジン車は、必ず二酸化炭素(CO2)を排出する。そして今やCO2排出量削減(燃費向上)は限界を迎えつつある。

EVは地球を救えるか
エンジン車は、大気汚染、石油エネルギー問題、地球温暖化問題の大きな3つの問題を抱えており。EVは、そうした限界を迎えた世界のモータリゼーションの苦悩を救う可能性を持って現れた。電池性能がもう少し向上し、その価格が低下し、充電インフラが整えば、エンジン車に取って代わることは明らかだ。そして、その条件は満たされつつある。
時代はEVを求め、EVは期待に十分に応えられるだけ進歩し始めた。どうやらEVは必要のようだ。

という記事でした。

このような世界情勢の中、日本の自動車メーカーも各国の法律が施工されるまでに多くのEVを開発・販売していくであろうと考えられます。また先進諸国に比べて日本の環境汚染対策、地球温暖化対策が物凄く遅れていることを感じさせる記事でした。

このことは住宅性能の面でも同じで、先進国の中では断熱気密性能の基準が最も低く、遅れいている日本。自動車メーカーや家電メーカーは日々進化し、10年前の「車」や「冷蔵庫」と最新で売られているものは燃費、快適性、エコ意識が全く違うものになっている一方、住宅業界は未だに平成4年基準や平成11年基準の断熱性能の家が新築で建てられている。この差は世界を相手にする自動車・家電メーカーと国内のみを相手に住宅する業界の差だと強く感じます。

自動車メーカー、家電メーカーは燃費、エコについてCMでも大きく取扱い、トヨタプリウスなどはエコの代表的な車になりここ数年は販売台数でもトップの実績をあげています。住宅はというと、実は断熱気密性能によって二酸化炭素(CO2)排出量、毎月の光熱費コストに大きな差がでます。冷暖房を使用するほどCO2排出量は多くなり環境汚染、地球温暖化を進めてしまっています。是非、国策として住宅の高断熱高気密化を先進諸国と同等にすることを義務化してほしいものです。

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シーズン本社のプリウスPHV
「すぐ普通になる。今は特別なプリウス」のキャッチコピーはさすがトヨタ

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家庭用電気自動車用
こちらも「なくてはならない設備」になる日が近いかもしれません。
シーズンでは全棟標準でEV用コンセントを設置しています(写真のものとは異なります)

車好きな私としてはエンジンが廃止になり全てがEVになるのは寂しく感じますが世界的な動きをみて地球温暖化や環境汚染問題が深刻な状況であると考えれば仕方ないことかもしれません。
私どもシーズンは住宅設備機器に頼るゼロエネルギー住宅ではなく住宅そのものの性能を向上し、消費エネルギーを削減するゼロエネルギー住宅をお勧めしています。

『住まわれる方が安全・快適・健康・エコな生活をできると共にCO2排出を極限まで削減した環境に優しい住まい』

地域№1の高性能住宅を是非ご検討ください。

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