スタッフコラム STAFF COLUMN

2016.06.22ZEHビルダーへの登録完了

雑記

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業(経済産業省)のビルダー登録が完了しました!

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これまでも何度か紹介させていただいてますがこの事業はZEH事業にビルダー登録を行い、住宅の高断熱化と高性能設備、制御機能などを組み合わせて住宅の年間一時消費エネルギー消費量が正味でゼロとなる住宅(ZEH)を新築・改修するものに対して補助金が交付される制度です。

私どもシーズンでは昨年までは国土交通省の地域型住宅グリーン化事業に認定されておりましたが今年度より申込み内容が変更されてしまったために北海道本社では地域型住宅グリーン化事業をメインとしてZEH事業も利用、山梨支店はZEH事業のみを利用するため皆さまにご案内しております。

詳細については SII一般社団法人環境共創イニシアチブ(https://sii.or.jp/)をご覧ください♪

簡単な内容としては今年度から2020年にかけてどれだけの新築住宅をZEH仕様で建築するのかを目標設定します。

登録ビルダーは2020年には必ず50%以上の建物をZEH仕様で建築することとなっていますが一番の問題は太陽光発電や蓄電池など、エネルギーをつくる・貯める為の高額な設備投資が必要なこと。太陽光発電などは屋根面積によって搭載できる大きさが変わる為、狭小地や雪国などでは一時消費エネルギー使用量を賄えないケースがでてきます。

それらの条件やお客様のご要望を理解した上で、私どもシーズン山梨支店では2016年度は50%、毎年10%ずつ割合を増やして2020年には90%の新築住宅をZEHで建築できるように目標設定させていただきました。

また、ZEHについてはSIIのHPで見ても分かるように多くの大手ハウスメーカーや工務店が登録ビルダーとなり住宅の高性能化に取り組んできます。実際にZEHに認定されて補助金を受けている住宅が年々増えていることは素晴らしいことだと思います。

しかし、大問題はZEH認定を受け、補助金交付された建物の実態調査をした結果がとても残念なことになっていることです。

なんと実際に建てられた建物の43%の建物がネット・ゼロ・エネルギー住宅になっていない。という現実!本来であれば建物引渡し後の1年から2年の光熱費データが出た後で「ZEH住宅」なのか「普通の住宅」なのかを判断し、補助金交付を行うべきだと個人的には思います。お客様にとっても「補助金が出たからOK」ではなく、実際に快適な住環境・温熱環境で一年間生活してみて光熱費収支がゼロになり、世界的なプロジェクトである地球温暖化対策のためのZEH住宅でなければとても残念な事だと思います。

多くの建築会社や建築主の方が「補助金が出るからZEH」、「光熱費ゼロだからZEH」など本来の意味を知らずに「ZEH]を目標に家づくりをされているように思います。日本の温暖化対策は世界的には相当低いレベルの政策目標といわれる中で、今後は段階的にさらなる断熱気密化が進んでいくと思われます。認定を受け、補助金交付を受けた建物の約半分が現実にはZEHではない事を真摯に受け止めて全ての建築会社が住宅そのものの性能向上に邁進しなければいけません。

ちなみに、シーズン山梨支店にてご建築いただき、太陽光発電システムを搭載いただいたお客様宅については全棟でZEHを実現しています。
詳しくはコチラへ https://yamanashi.seasons-e.com/zero/

-------完成現場見学会開催予定-------

 7月23~24日 富士吉田市下吉田(予約制内覧会)

 8月 中旬    富士河口湖町船津 

 8月 下旬    富士吉田市旭   (予約制内覧会)

 9月 中旬    西桂町倉見

11月 下旬    富士河口湖町小立

※構造現場、断熱気密施工現場見学会は随時行っております。

完成現場では分からない超性能住宅の「秘密」を是非ご覧ください。